神津島村
物忌奈命神社
国指定重要無形民俗文化財
神事「かつお釣り」
この神事は、江戸後期11代将軍家斉公の時代に始まった、例祭(8月2日)に伴う神振行事で、国指定重要無形民俗文化財である。カツオ節が当地の特産物であった江戸後期、板子一枚下は地獄の荒海において手漕ぎ四丁櫓などでカツオを漁獲し、無事に帰ることができたことを神に感謝し奉納されてきた行事である。
青竹を船の形に組んで若衆が乗り込み、大海に見立てた境内を疾駆する。観衆をカツオに見立て寄せ餌ならぬオヒネリ・お菓子を撒き、女装した若衆などがカツオを釣る所作をし大漁で入港、入札が行われ、数億円で落札されるといった寸劇が披露され、境内は爆笑に包まれる。
青竹を船の形に組んで若衆が乗り込み、大海に見立てた境内を疾駆する。観衆をカツオに見立て寄せ餌ならぬオヒネリ・お菓子を撒き、女装した若衆などがカツオを釣る所作をし大漁で入港、入札が行われ、数億円で落札されるといった寸劇が披露され、境内は爆笑に包まれる。
物忌奈命神社について
嘉祥3年(850)に官社に列せられる。事代主大神の長子・物忌奈命神を祀り、母神である阿波命神社とともに式内・名神大社である。平成12年の震災で倒壊した本殿は各方面からの浄財により6年後に再建されている。
【鎮座地】東京都神津島村41
(平成22年6月寄稿)
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