足立区
大鷲神社【花畑おとりさま】
区指定無形民俗文化財
獅子舞
この舞は江戸時代中期に始まったといわれ、かつては酉の日の神事として行われていた。「大獅子」「中獅子」という雄獅子と「かか獅子」という雌獅子の3頭が一組になり、これに御幣持と花笠衆4人、笛の奏者数名が加わって奉納される。獅子は腹に鼓太鼓、浴衣の上着に紫の切袴、手には白い手甲をつけ、白足袋を履く。舞は、「岡崎」「幣掛り」「綱渡り」「橋渡り」「花隠し」「口掛け」のほか、「出入り」という各舞の最後に行う舞があり、天下泰平・五穀豊穣・悪疫退散・雨乞いを祈願して行われるものである。区指定無形民俗文化財
大鷲神社【花畑おとりさま】について
創建は不詳であるが、12代景行天皇40年(110)日本武尊の東征時に駐屯した地であり、多年夷賊に苦しんでいた民人たちはその恵みに感謝して一祠を奉斎したといわれる。応永年間(1394-1428)より11月酉の日に例祭を執行し、人々は「酉のまち」と称し、酉の市の起源となった。
【鎮座地】東京都足立区花畑7-15-1
(平成29年8月寄稿)
大鷲神社【花畑おとりさま】のページへ