大田区
八幡神社 【久が原東部八幡神社】
区指定有形文化財
社殿
入母屋造り。社殿は茅葺(火災予防のため昭和53年に銅板で覆う)で文久2年の建築といわれる。欅造りで軒廻りは簡素ながら蟇股(かえるまた)、斗(ときょう)をもち、周囲に廻縁を備え勾欄をつけている。向拝は銅板葺。厚い茅葺の社殿は区内でも数が少ない。また花肘木(はなひじき)、宝珠柱などの様式を整えており、屋根は蓑甲(みのこう)の破風向に見られる深い曲線などの特色もある。(大田区教育委員会掲示参照)
八幡神社 【久が原東部八幡神社】について
社記によれば、天平神護元年(765)豊前の宇佐八幡宮より御分霊を勧請と伝えられ、武蔵野の南端久が原台地一番の高所に奉斎された。久が原が二分されるにおよび、当社は馬込領久が原村の鎮守として尊崇された。
【鎮座地】東京都大田区久が原2-18-4
(平成24年2月寄稿)