品川区
旗岡八幡神社
区指定有形文化財
猿駒止の絵馬
この絵馬は元治元年(1864)中延村の野村吉治郎翁により奉納されたもの。今にも額からぬけ出るような馬の迫力と、小さな体で一所懸命手綱を引く猿の姿が生き生きと描かれており、その構図は当神社に崇敬の念の篤かった十四代将軍徳川家茂公の上洛を、御神意により止(とど)めるためとも言われている。
作者の沖冠岳(おきかんがく)は幕末から明治初期にかけて人気を博した画人である。
昭和53年、品川区より絵画第一号となる有形文化財の指定を受けている。縦133センチ、横178センチ。(社報参照)
作者の沖冠岳(おきかんがく)は幕末から明治初期にかけて人気を博した画人である。
昭和53年、品川区より絵画第一号となる有形文化財の指定を受けている。縦133センチ、横178センチ。(社報参照)
旗岡八幡神社について
長元3年(1030)、平忠常の乱を平定すべく、朝命を奉した甲斐守源頼信公が下総へ赴く際、この地に宿営し、源氏の氏神である八幡大神を奉斎し、戦勝を祈願したのがその発祥とされる。高台に陣を敷き、源氏の自旗をなびかせ大いに武威を誇ったことから、「旗岡」「旗の台」と呼ばれた。
【鎮座地】東京都品川区旗の台3-6-12
(令和元年5月寄稿)
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