新宿区
諏訪神社 【おすわ様】
祭礼絵馬
この絵馬は縦70センチ、横80センチ。寛政7年(1795)に奉納されたものであることが墨書からわかる。長期間風雨に曝されたため墨による線描は確認できたが、絵部分の彩色が落ちていた。倉庫に保管されていたものをあらためて確認したところ、幟旗の文字が〈諏訪明神祭礼〉と読み取れたため、専門業者に依頼して剥落止めと額の補修を行い、合わせて複製を製作した。
絵柄は、当地の起伏の激しい地形もよく表現されており、また人物も神職、武士、庶民、湯立て神事などの祭礼風景に至るまで詳細に描かれ、当時を彷彿とさせる絵馬である。
絵柄は、当地の起伏の激しい地形もよく表現されており、また人物も神職、武士、庶民、湯立て神事などの祭礼風景に至るまで詳細に描かれ、当時を彷彿とさせる絵馬である。
諏訪神社 【おすわ様】について
創建は弘仁年中(810~24)小野篁朝臣が大国主命・事代主命を祭祀すといわれ、当時は松原神社と称した。江戸時代初期に信濃の諏訪神を勧請合祀し諏訪神社と改称。明治15年に明治天皇の行幸があり御聖跡の指定を受けた。
【鎮座地】東京都新宿区高田馬場1-12-6
(平成26年4月寄稿)
諏訪神社 【おすわ様】のページへ