台東区
稲荷神社【石稲荷】
幟旗一対
この幟は当社の近くに「雨華庵」を結んだ酒井抱一(さかいほういつ)が揮毫し、文化10年(1813)2月初午に奉納したと伝えられるもので、現在も毎年初午の例祭日に、正面鳥居両脇に立てられる。幟の寸法は高さ5m75cm、幅56cm。
酒井抱一は江戸後期の絵師・俳人で、本名は忠因(ただなお)。姫路藩酒井家の二男。「抱一」の号は『老子』巻二十二の「是を以て聖人、一を抱えて天下の式と為る」の一節から取ったといわれる。
酒井抱一は江戸後期の絵師・俳人で、本名は忠因(ただなお)。姫路藩酒井家の二男。「抱一」の号は『老子』巻二十二の「是を以て聖人、一を抱えて天下の式と為る」の一節から取ったといわれる。
稲荷神社【石稲荷】について
通称石稲荷。鎮座の由来は不詳だが、棟札によれば貞享4年(1687)金杉村大塚(下根岸)に創建された。夜泣き封じに霊験ありと言われ、また厄難消除として崇敬篤く遠近より参拝が多い。
【鎮座地】東京都台東区根岸4-16-17
(平成25年6月寄稿)