八王子市
多賀神社
市指定有形文化財(三輪御所車を含む)
神輿
この神輿は明治15年(1882)東京浅草で建造されたものと伝えられ、昭和52年に大修理を行っている。鳳輦形式の類型に属し、構造は江戸様式の正統工法の遺構を残している。特に二軒扇垂木[ふたのきたるき](重垂木)、三手先斗[みてさきときょう](尾垂木組込み)など高度の技術が駆使されている。
また神輿台車は、三輪御所車形式、左右に擬宝珠高欄を配するなど形態とも古式を踏襲している。神輿の総重量3トン、高さ2.5メートル余の都下有数の規模である。三輪御所車を含む、市指定有形文化財。(八王子市教育委員会掲示参照)
また神輿台車は、三輪御所車形式、左右に擬宝珠高欄を配するなど形態とも古式を踏襲している。神輿の総重量3トン、高さ2.5メートル余の都下有数の規模である。三輪御所車を含む、市指定有形文化財。(八王子市教育委員会掲示参照)
多賀神社について
天慶元年(938)武蔵介源義経基がこの地繁栄を祈って伊弉諾尊伊弉冊尊二尊を勧請し、のち文応元年(1260)北条時頼諸国巡行の折、この地で病に倒れた。そこで本社に古鏡を奉納し祈願するとたちどころに治癒したことから、社領七反歩を寄進し祈願所としたと伝えられる。
【鎮座地】東京都八王子市元本郷町4-9-21
(平成23年12月寄稿)
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