練馬区
氷川神社【石神井の氷川さま】
狛犬一対
こまいぬいっつい
明治から昭和まで活躍した木彫家山本瑞雲作の狛犬一対である。山本瑞雲(慶応3年─昭和16年)は熱海出身で、高村光雲の一番弟子であった。作品の多くは、残念ながら大東亜戦争により焼失したり、ブロンズ像は供出したりしたと聞く。現存する弥彦神社の神馬は昭和初期の作、又高村光雲と共に製作に携わった作品も多く、松島瑞巌寺の聖観音(彩色)など知られる。
この狛大は銅製であるが、原型も宮司宅に伝わっている。当社の前々宮司は山本瑞雲の四女であるので作品数点、その弟子三木宗策の木彫作品も所蔵する。狛犬の製作年は不明だが、明治・大正時代には米国・英国の博覧会に出品。海外出張をしたり、盛んに木彫・塑像(ブロンズ像の原型)の作品を発表しているので、その頃の作品と思われる。
この狛大は銅製であるが、原型も宮司宅に伝わっている。当社の前々宮司は山本瑞雲の四女であるので作品数点、その弟子三木宗策の木彫作品も所蔵する。狛犬の製作年は不明だが、明治・大正時代には米国・英国の博覧会に出品。海外出張をしたり、盛んに木彫・塑像(ブロンズ像の原型)の作品を発表しているので、その頃の作品と思われる。
氷川神社【石神井の氷川さま】について
石神井郷総鎮守社。創建は室町時代に遡ります。応永年間にこの地を治める豪族であった豊嶋氏が石神井城築城にあたって、城の守護神として祀ったのが始まりです。城址の社と隣接する石神井公園には、武蔵野の面影が今も色濃く残っています。
【鎮座地】東京都練馬区石神井台1-18-24
(平成27年11月寄稿)
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