大田区
六郷神社
区指定文化財
狛犬
この狛犬は貞享2年(1685)に六郷中町の有志が願主となり、二世安楽を祈って奉納されたもの。区内に現存する最古の狛犬で、都内全体としても神社の狛大としては2番目に古く、石工は三右衛門。昔は社殿前にあったが、現在は社務所前庭に置かれている。作風は素朴かつユーモラスで芸術性に富んだ形態を示しており、大きさはともに高さ58センチ・長さ46センチ・幅27センチ。区指定文化財(神社掲示板参照)
六郷神社について
社伝によれば天喜5年(1057)源頼義、義家の父子が、この地の大杉の梢高く源氏の白旗をかかげて軍勢をつのり、石清水八幡に武運長久を祈ったところ、前九年の役に勝利をおさめたので、凱旋後、その分霊を勧請したのが当社の創建と伝えられる。明治5年(1872)東京府郷社に列格し、明治9年より六郷神社と称して今日に至っている。
【鎮座地】東京都大田区東六郷3-10-18
(平成30年9月寄稿)
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