ご社宝めぐり

小金井市
小金井神社
小金井市指定有形文化財
小金井神社 本殿
 同社本殿は、宝暦年間(1751~1764)の造営と伝えられ、本殿内のご神像は、宝暦元年の彫刻とされる。小金井市内現存最古の神社建築と推定されている。
 一間社入母屋造の社殿で向拝軒に唐破風が付いており、屋根はこけら葺きである。向拝柱には、獅子と獏の木鼻(きばな)彫刻がある。
 平成4年に改修工事をおこない、保存状態は良好とされ、建築当時の姿をよく留めている。金具類は戦時中に供出されたが、戦後補修された。
 覆殿に囲われており、公開されていない。
 令和2年12月1日、小金井市指定有形文化財に登録された。(小金井市HP等参照)
小金井神社について
 創立は元久2年(1205)、武蔵国開拓の当時、菅原道真公を敬慕した人々が社殿を造り、天満宮と称したと伝えられる。明治維新に際し、天満天神と改称し、さらに明治3年(1870)、地名にちなみ小金井神社と改めた。令和の御大典奉祝事業として拝殿改築・境内整備をおこない、令和3年3月に竣功奉告祭を斎行した。
【鎮座地】東京都小金井市中町4-7-2
(令和4年8月寄稿)