府中市
熊野神社
国史跡
古墳
この古墳は本殿後方にあり、下段二段が方形、上段一段が円形の上円下方墳である。全国的にも希少な形で、これまでに6例しか確認されていない。築造時期は石室の形態や出土遺物の特徴から7世紀中頃から後半と考えられている。上円下方墳としては全国で最古の可能性が高いという。
それまで各地に造られていた古墳とは異なる形態の本古墳は、時代の変化を示すとともに、府中に国府が設置された背景をうかがわせる歴史的に主要な築造物として国史跡に指定されている。(都教育庁資料参照)
それまで各地に造られていた古墳とは異なる形態の本古墳は、時代の変化を示すとともに、府中に国府が設置された背景をうかがわせる歴史的に主要な築造物として国史跡に指定されている。(都教育庁資料参照)
熊野神社について
当神社は往古熊野大権現と称され、旧本宿村の鎮守であった。創建は江戸初期と伝わる。本殿は往時のまま、拝殿は天保9年(1838)9月改築との棟札があり、ともに市の文化財に指定されている。
【鎮座地】東京都府中市西府町2-9-5
(平成30年4月寄稿)
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