千代田区
日枝神社【山王さま】
区有形文化財
徳川家治筆
紙本墨画 淡彩枯野雉図
十代将軍徳川家治公直筆の絵画で、一羽の雉と枯れ枝などが描かれている。材質は和紙、画面の寸法は高さ111.5センチ、横幅42.5センチ。保存状態も良く、添書きによれば、この絵画は安永2年(1773)当時家治近臣として御小納戸頭取を勤めていた岡部河内守一徳に下賜されたものとあり、拝領当時の状況が明らかである。
日枝神社【山王さま】について
祭神大山咋神他。鎌倉初期江戸貫主秩父重継が「江戸庄の鎮守」として奉斎。江戸城内拡張により半蔵門外に、更に明暦大火後、万治2年(1659)永田町に移遷し、昭和20年(1945)5月大東亜戦争により権現造りの国宝社殿は被災。昭和33年(1958)社殿は復興し、現在に至る。
【鎮座地】東京都千代田区永田町2-10-5
(平成26年10月寄稿)
日枝神社【山王さま】のページへ