千代田区
日枝神社【山王さま】
諫鼓鶏
かんこどり
元和元年(1615)5月、大坂夏の陣に勝利して江戸へ凱旋した二代将軍徳川秀忠は、日枝神社の大祭である6月の山王祭を前に「太平の世を祝って諫鼓鶏の山車を末代に至るまで一番で渡せ」と上意を下し、それまでの「御幣猿」に代わって「諫鼓鶏」を先駆けとしたといわれる。(『事績合考』)
「諫鼓」とは昔の中国で君主に対して諫言しようとする民衆に打たせるために設けられた太鼓のことで、「鶏」は鶏鳴によって君主に善政を促し、人々を警醒する想像上の鶏である。「諫鼓鶏」とは、善政であるため諫鼓を鳴らす必要がなく、上に止まっている鳥も逃げないという意味である。
「諫鼓」とは昔の中国で君主に対して諫言しようとする民衆に打たせるために設けられた太鼓のことで、「鶏」は鶏鳴によって君主に善政を促し、人々を警醒する想像上の鶏である。「諫鼓鶏」とは、善政であるため諫鼓を鳴らす必要がなく、上に止まっている鳥も逃げないという意味である。
日枝神社【山王さま】について
【鎮座地】東京都千代田区永田町2-10-5
(平成29年[丁酉]1月寄稿)
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