東村山市
諏訪神社
市指定有形文化財
本殿
社殿の奥に納められている本殿は間口が106センチ、棟高253センチ、一間社流れ見世棚造です。屋根は板葺で、厚板を二枚重ねに葺いた錣葺(しころぶき)という多摩地域では珍しいものです。記録等は残っていませんが、様式から江戸時代初期(17世紀後半)の建築と推定されます。
また本殿正面虹梁(こうりょう)上部の蟇股(かえるまた)に、鎌を交差させた絵様が彫られ、豊作を祈願する村民の思いが込められたユニークな意匠です。市指定有形文化財(市教育委員会掲示参照)
また本殿正面虹梁(こうりょう)上部の蟇股(かえるまた)に、鎌を交差させた絵様が彫られ、豊作を祈願する村民の思いが込められたユニークな意匠です。市指定有形文化財(市教育委員会掲示参照)
諏訪神社について
創立年代は不詳ながら、貞享2年(1685)4月に地元民が“神像本社並に山林壱町歩を寄進せし”と『社寺台帳』にあり、この頃と推定される。現在の拝殿は文政12年(1829)に建立された。
【鎮座地】東京都東村山市諏訪町1-4-3
(平成31年3月寄稿)