あきる野市
雨武主神社【みょうじんさま】
市指定有形文化財
本殿
現在のこの本殿は嘉永2年(1849)に建造された。構造は三間社・流造で、総欅造りの建築である。周囲の羽目板には中国の故事を題材とした彫刻が施され、386代目飛騨内匠(ひだのたくみ)の後藤三次郎らの手によって造られたことが当時の社殿普請仕用帳に記されている。建築当時から覆舎がかかっていたと考えられ、保存状態は極めて良好である。尚、明治9年に覆舎を新築し、それまでの覆舎は改造して拝殿とした。(教育委員会掲示参照)
雨武主神社【みょうじんさま】について
創建年代は不詳。口碑によれば天正年間(1573~92)といわれる。もとは秋川南岸の明神山麓にあったが、本殿再建時に山頂へ遷座し現在に至る。秋川を隔てた北岸に遥拝社と一の鳥居があり、二の鳥居は山麓にある。
【鎮座地】東京都あきる野市雨間1941
(平成25年12月寄稿)