ご社宝めぐり

港区
金刀比羅宮【こんぴらさん】
区指定有形文化財・建造物
銅鳥居  白虎
 金刀比羅宮は、讃岐国丸亀藩京極家の芝・三田の江戸藩邸内に鎮座していた。延宝7年(1679)、藩邸移転に伴い虎ノ門に遷座した。
 この銅鳥居は、文政4年(1821)に芝周辺の商人・職人などから奉納された。明神型鳥居であり、「金刀比羅大神」と記した扁額が掲げられ、左右の円柱上部には四神の立体的な彫刻が施されている。
 四神は、東西南北の四方それぞれを守護する四柱の霊獣であり、鳥居に彫刻されているのは、大変珍しい。神前に向かって左上に青竜、左下に玄武、右上に朱雀、右下に白虎が配されている。白虎は、西を護る霊獣。区指定有形文化財・建造物
金刀比羅宮【こんぴらさん】について
【鎮座地】東京都港区虎ノ門1-2-7
(令和4年[壬寅]1月寄稿)