千代田区
平河天満宮
区指定有形文化財
銅鳥居
この鳥居は支柱にある銘文によれば、天保15年(1844)12月に、麹町周辺の人々によって奉納されたもので、御鋳物師西村和泉藤原政時の製作であることもわかります。西村和泉は元禄から明治期まで12代にわたって神田鍛冶町に居住した鋳物師の一家系で、江戸とその周辺に梵鐘や燈籠など多くの作品を残しており、この鳥居は8代目の作と伝えられています。区内に現存する鳥居としては最も古いもので、高さは5メートル40センチ、幅7メートル15センチ。千代田区指定有形文化財です。
平河天満宮について
当社は文明10年太田道灌公が城内に創祀し、その後徳川二代将軍秀忠公が現在の地に奉遷、地名を神社に因み平河町と名付けた。昭和20年の戦災で大きな被害を受けたが、同48年拝殿の新築や神苑の整備を行った。
【鎮座地】東京都千代田区平河町1-7-5
(平成23年7月寄稿)
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