奥多摩町
熊野神社
都指定有形民俗文化財
舞台
熊野神社の舞台は、境内へ至る参道石段を跨ぐように建てられ、神社の門としての役割も果たしている。多摩地方に現存する農村舞台の中で最も完備した形式を備えた貴重なものである。
建物は、間口12.7メートル×奥行5.5メートルの大きなもので、江戸時代末期から明治時代に建てられたと考えられている。石垣に接した懸(かけ)造りとなっているため、参道の下から見ると二階建てに、また登った境内側から見ると平屋の舞台に見える。舞台階下には楽屋と物置がある。明治や大正期には、大衆演劇が盛んであったようで、上演した一座の額が残されている。都指定有形民俗文化財
建物は、間口12.7メートル×奥行5.5メートルの大きなもので、江戸時代末期から明治時代に建てられたと考えられている。石垣に接した懸(かけ)造りとなっているため、参道の下から見ると二階建てに、また登った境内側から見ると平屋の舞台に見える。舞台階下には楽屋と物置がある。明治や大正期には、大衆演劇が盛んであったようで、上演した一座の額が残されている。都指定有形民俗文化財
熊野神社について
創建年代は不詳。もと熊野大権現と称した。仁寿3年(853)12月の勧請と言われる。安永7年(1778)1月1日社殿焼失。旧社殿は現社殿石段下にあったが、同8年現在地に移された。嘉永6年(1853)より安政2年(1855)の間に、さらに銅瓦で重修(ちょうしゅう)。明治3年、現社号に改めた。
【鎮座地】東京都西多摩郡奥多摩町小丹波473
(令和元年12月寄稿)
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