江東区
宇迦八幡宮
区有形文化財
石造六角宝塔
この宝塔は高さ241センチ、幅90センチで、石質は安山岩(小松石)である。塔身部は六角で、各面に仏像とそれぞれの仏像名が刻まれている。これは貞享2年(1685)8月15日に妙法蓮華経千部供養塔として、富岡八幡宮別当の永代寺に融誉宗圓が建立したことが刻銘より判る。明治維新直後の神仏分離で永代寺が廃寺となった後、何らかの理由で、戦災のため焼失した当宮再建の際に移されたものと思われる。(江東区教育委員会資料参照)
宇迦八幡宮について
享保年間、近江の人千田庄兵衛がこの地に来て、この土地の開拓を幕府に願い出、3年を費やして村造りを行い、千田新田と名づけた。当時は小さな祠であったが、千田庄兵衛敬神の念篤く、社殿を造り千田稲荷神社(一名片栗八幡)と称され崇められた。昭和27年に現社名に改称した。
【鎮座地】東京都江東区千田12-8
(平成27年8月寄稿)
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