台東区
浅間神社【お富士様】
麦藁蛇
むぎわらじゃ
麦藁細工の蛇は、宝永年間(約300年前)駒込の百姓喜八という人が夢告により、疫病除け、水あたりよけの免符としてひろめてから、霊験あらたかと評判になった。そうしたことから江戸中の浅間神社で頒布するようになったと伝えられ、浅草でも出されるようになった。
富士土産舌はあったりなかったり(古川柳)
雑踏で麦藁蛇についている赤塗りの附木で出来た舌をどこかに落としてしまったという意味の句で、参詣者のにぎわいがわかる。
昭和初期頃までは境内において植木市の風物として頒布されていたが、戦後には姿を消してしまった。
そもそも蛇という生き物は、古来日本において水神である龍の使い(仮の姿)であると考えられ、水による疫病や水害などの災難から守ってくれると信仰されていた。
水は人間の生活に決して欠かせない命の源であり、蛇をモチーフにした麦藁蛇を水道の蛇口や水回りに祀ることにより、水による災難から守られ、日々の生活を無事安泰に過ごせるとされている。
この失われかけた風習・文化を保守し、後世に継承していくことを目的として、平成10年から麦藁蛇を浅間神社【お富士様】の御守りとして、5月、6月の植木市と、元旦から1月3日までの間に頒布をおこなっている。(由緒書より)
富士土産舌はあったりなかったり(古川柳)
雑踏で麦藁蛇についている赤塗りの附木で出来た舌をどこかに落としてしまったという意味の句で、参詣者のにぎわいがわかる。
昭和初期頃までは境内において植木市の風物として頒布されていたが、戦後には姿を消してしまった。
そもそも蛇という生き物は、古来日本において水神である龍の使い(仮の姿)であると考えられ、水による疫病や水害などの災難から守ってくれると信仰されていた。
水は人間の生活に決して欠かせない命の源であり、蛇をモチーフにした麦藁蛇を水道の蛇口や水回りに祀ることにより、水による災難から守られ、日々の生活を無事安泰に過ごせるとされている。
この失われかけた風習・文化を保守し、後世に継承していくことを目的として、平成10年から麦藁蛇を浅間神社【お富士様】の御守りとして、5月、6月の植木市と、元旦から1月3日までの間に頒布をおこなっている。(由緒書より)
浅間神社【お富士様】について
【鎮座地】東京都台東区浅草5-3-2
(平成25年[癸巳]1月寄稿)