奥多摩町
白髭神社
都天然記念物
白髭の大岩
当社の境内を画する石灰岩の絶壁は、断層面の大露顕である。高さは約30メートル、横幅約40メートルで、向かって右上から左下に走る擦痕が一面にみられる。断層の規模はあまり大きくないが、このように断層が大きく露出しているのは極めて稀であり、学術上重要である。古代はこの岩壁そのものが御神体(磐座)と見られていたものと思われる。大正15年に都の天然記念物に指定されている。(奥多摩町教育委員会資料参照)
白髭神社について
創建年代不詳。江戸時代は自髭大明神と称し、明治2年に現社号に改めた。旧青梅街道の険しい山道沿いに鎮座し、8月には郷土芸能の獅子舞が奉納される。
【鎮座地】東京都西多摩郡奥多摩町境470
(平成30年6月寄稿)