大田区
磐井神社
区指定文化財
鈴石・烏石
すずいし・うせき
鈴石は、神功皇后が長門国豊浦の浜で見つけられた。そののち香椎宮に納められたが宇佐宮に移され、神告があって石川朝臣年足に授けられた。年足の孫豊人が、延暦年間(782〜806)に武蔵国守に任ぜられ、下着の際に神勅により当社に奉納したと伝えられる。これを打つと鈴のような音がすることからこう呼ばれるようになった。当地付近の旧称鈴ヶ森もこれに由来する。
また烏石は鳥の形をした模様がある自然石で、江戸時代の書家、松下烏石(元禄12年〜安永8年)が寄進したものである。特に江戸文人に好まれて、鑑賞のために訪れる者が後を絶たなかったという。区指定文化財
また烏石は鳥の形をした模様がある自然石で、江戸時代の書家、松下烏石(元禄12年〜安永8年)が寄進したものである。特に江戸文人に好まれて、鑑賞のために訪れる者が後を絶たなかったという。区指定文化財
磐井神社について
当社の起源は敏達天皇3年(574)といわれ、『日本三代実録』に、貞観元年(859)官社に列せられ、武蔵国の八幡総社に定められたとある。その後の延喜式神名帳にも掲載された。江戸名所図会には鈴森八幡宮の名で記されている。徳川将軍の崇敬篤く、明治天皇も東行の際、神祇官をして代参がなされた。
【鎮座地】東京都大田区大森北2-20-8
(平成29年10月寄稿)
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