ご社宝めぐり

品川区
寄木神社
区指定有形文化財
天鈿女命功績図
 名工、伊豆の長八(本名、入江長八。1815~1889)の手に依る漆喰鏝(こて)絵で、天の岩戸開きと天孫降臨における天鈿女命の功績をあらわしたもの。本殿の左扉上方には天照皇大神、下方に天鈿女命、右扉には雄々しい猿田彦大神が見事な技法で作られている。昭和57年2月 品川区指定有形文化財
寄木神社について
 創建年は不祥。御祭神は日本武尊、弟橘姫命。日本武尊、御東征の砌、南風裂しく吹き海上は荒れ御座船覆らんとする時、弟橘姫命は御船救わんと「海神の怒り鎮まり給え」と祈願され御入水、その際に船木、御衣が当品川浦へ流れ寄り、その所に御神霊を祀ったと云う。当初は南品川三丁目に建立されたが明暦元年現在地に移った。
【鎮座地】東京都品川区東品川1-35-8
(平成23年6月寄稿)