ご社宝めぐり

御蔵島村
稲根神社
ヴァイキング号  救難感謝の記念碑
 この記念碑は文久3年(1863)アメリカの商船ヴァイキング号が御蔵島で遭難、アメリカ人23人、中国人(広東人)460人を島民が全員救助しています。このときの島民はわずか250名でした。
 そのおよそ100年後の昭和42年(1967)ヴァイキング号乗組員の子孫の方々とマサチューセッツ州ニューベッドフォード市民の人々によってこの記念碑が稲根神社の境内に建てられました。尚、碑に立て掛けられている錨はヴァイキング号のもので、灯籠の台座部分は同じくヴァイキング号のウインチのそれぞれ実物です。
稲根神社について
 創建は詳らかではないが口碑によると、島の稲根山の山頂に毎夜光り輝くものがあるので、島民が不思議に思い近づいてみると立派な鏡が木に掛かっていた。そこで島の神職の祖、四郎二郎が堂字を建てて奉祀した。
【鎮座地】東京都御蔵島村
(平成26年7月寄稿)