ご社宝めぐり

足立区
氷川神社
四神鉾
 この四神(青龍・白虎・朱雀・玄武 写真右上から時計回り)は高さ約4メートルの支柱の上に載せられるもので、天保4年(1833)に地元の商家ら11名より奉納された。剣鉾を中心に飾られ、寸法の最も大きい朱雀で高さ70センチ、縦78センチ、横53センチ。それぞれに地域の旧名である「掃部宿(かもんじゅく)」と刺繍された幡が下げられる。5年に一度の大祭に合わせて平成22年に修復した四神を公開した。近世には祭礼時に町内を巡行したといつ伝承が残るが、明治以降記録がなく、およそ100年ぶりに公開されたとのことである。
氷川神社について
 当社の創建年代は詳らかでないが、今より南東の牛田の地に里人が勧請したと伝わる。元和2年(1616)に荒川水除堤を作る時に現在地に遷座した。平成28年に遷座400年を迎える。
【鎮座地】東京都足立区千住仲町48-2
(平成26年8月寄稿)