品川区
利田神社【辨天社】
区指定有形文化財
鯨碑
この鯨碑(鯨塚)は寛政10年(1798)5月1日、前日からの暴風雨で品川沖に迷い込んだところを品川浦の漁師たちによって捕らえられた鯨の供養碑である。鯨の体長は約16.5メートルの大鯨で江戸中の評判になり、ついには時の将軍、十一代徳川家斉が浜御殿(現浜離宮)で上覧するほどであった。
全国には多くの鯨碑や鯨塚が散在するが、東京では唯一の鯨碑(高さ103センチ、幅153センチ、厚さ31センチの自然石)である。
全国には多くの鯨碑や鯨塚が散在するが、東京では唯一の鯨碑(高さ103センチ、幅153センチ、厚さ31センチの自然石)である。
利田神社【辨天社】について
当社は寛永3年(1626)に東海寺の沢庵和尚が弁財天を祀ったことに始まると伝わる。旧目黒川の河口にあるので、洲崎弁天ともいわれ、名所江戸百景の一つにも描かれている。明治になって利田神社と改称した。
【鎮座地】東京都品川区東品川1-7-17
(平成26年11月寄稿)