あきる野市
二宮神社【みょうじんさま】
算額絵馬
算額絵馬は、数学の問題や解法が書かれたもので、江戸時代に神社や仏閣に解答成就の感謝などを目的に奉納されるようになりました。あきる野市の二宮神社に現存する算額は、寛政6年(1795)に奉納された絵馬で、日本独自の数学である和算を使用し、幾何学の問題を解答したものです。
この絵馬では、2つの問題の解答と、その解法を漢文で記し、問題を図解しています。また、八王子出身の染谷春房氏の門弟である4人の奉納者の名前も記されており、この内の小林清左衛門と岸野浅右衛門の2人が現在のあきる野市内の人です。
都内の算額は現存するものが少なく、その中でも二宮神社の算額は一番古いもので、貴重な文化財です。
この絵馬では、2つの問題の解答と、その解法を漢文で記し、問題を図解しています。また、八王子出身の染谷春房氏の門弟である4人の奉納者の名前も記されており、この内の小林清左衛門と岸野浅右衛門の2人が現在のあきる野市内の人です。
都内の算額は現存するものが少なく、その中でも二宮神社の算額は一番古いもので、貴重な文化財です。
二宮神社【みょうじんさま】について
社伝によると明治時代の初めまでは小河大明神または二宮大明神と称し、武蔵六所宮の「二ノ宮」として祀られている。また境内地は中世の武士の居館跡とされ、大正15年には東京府(当時)の史跡に認定されている。
【鎮座地】東京都あきる野市二宮2252
(平成27年2月寄稿)
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