稲荷(いなり)神社のお祭りはなぜ午(うま)の日に行われるのですか

しかし、学者によっては稲荷が農業に関係する神さまなので、農耕に使用する馬、つまり午の日を祭日として選んだという説をとなえる人もいます。
もともと稲荷とは「稲成(いねなり)」、つまり稲が成育することを意味し、五穀をつかさどる農業の神さまでした。それがいつしか商工業や漁業や鍛冶屋(かじや)など、幅広い信仰を集める神さまにもなっていったのです。この日、全国各地の稲荷神社では、五穀豊穣を始めとして、家内安全や商売繁盛を祈る人たちでにぎわいます。